2011-08-08

シロノヒメクロノヒメ



これは製品版のオールベルンとジールベルン(カスタム)を
題材にした「よいこのえほん」です。
(自作のガレージキットのほうじゃないですよー)

さあそれでは、はじまりはじまり~!


あるところに双子の美しいおひめさまがいました。
ひとりは白がよく似合うおひめさま。ひとりは黒がよく似合うおひめさまでした。
二人とも心やさしく賢くて仲が良く、民にも慕われておりました。


また、二人はたいそう剣の腕がたちました。
周辺諸国から敵が攻めてきた時、その美しいドレスは研ぎ澄まされた武装へと転じるのでした。


二人は兵たちだけにはけして戦わせませんでした。
戦場に自ら出ていき、兵たちの士気を上げ、その剣を存分にふるい、
勝利をもたらしました。


そんな二人は、戦乙女といつしか呼ばれるようになっていきました。


戦がなければふたりはゆっくりとした時間をお城で過ごし、
柔らかな日々が続いて行きました。
しかし、その平和な時間もやがて終わるときがやってきました。
なかなか攻め落とせないことに業を煮やした周辺諸国が手を組み、
今まで見たこともない巨大な敵を送り込んできたのです。


王は国を挙げてその巨大な敵に立ち向かいました。
もちろんふたりのおひめさまも勇敢にたたかいました。


しかし巨大な敵はとても強く、兵士やお姫様たちに次々と打撃をあたえていきました。


このままでは国が滅ぼされてしまうと考えた二人は「とっこうせいしん」で
自らの命を投げ出し、巨大な敵と相打ちして、国を救いました。


こうして国は救われましたが、王も民も死んでしまったお姫様のことを深く悲しみ、
せめてもと、二人仲良く埋葬するのでした。


その年から、お城の近くの森の湖に美しい白鳥と黒鳥が訪れるようになりました。
その様子は非常に仲睦ましく、皆はおひめさまの生まれ変わりだと信じて
毎年、白鳥と黒鳥が訪れるのを楽しみに待ったということです。
おしまい。



なぜころしたし。
いや、当初の予定では、二人が殺しあって~みたいな殺伐としたストーリーだったんですけど
あんまりだし、めんどくさくなったのでやめました。
だからと言ってこれでよかった…のか?

とりあえずヘッド・素体・武装とすべてひっくるめて手を入れてあります。
素体と武装は塗装の直しと、ヘッドは髪の塗装なおし、アイリペ・削りくらいかなー。
クリアパーツはこだわりの透明感ですよー!
後はおそろいのドレス作ったりとか。

作業自体はべるん達が出てすぐに初めてすぐに終わらせていたのですが
服作りとアイリペする時間が取れなくて遅くなってしまったよー。

でもこうやってお披露目出来て良かった。
やっぱりこの子たちには思い入れがたくさんあるので、やりたいことやれてよかった。


お洋服は次のイベントに向けて量産しています。
多分形になってくれるはず。
白のドレス、裾が長いですが間延びして見えるので、黒と同じ丈になります。
出来上がったらまたうpしますねー。