2018-11-26

郵書士クーリエ サポートページ

ガレージキット

郵書士クーリエについてのページです。







ここからは組み立て方・デカールの貼り方の解説となります。
今回はガレージキットを初めて買います!といってくれたお客様が多かったので簡単ではありますが解説していきます。
塗装とかになるとまた話が別になってきてしまうので今回は最低限の組み立てまでとします。
先にざっと読んでから作業を始めてくださいね。

組み立て方


1.袋から出したら、まずパーツが揃っているかどうかチェックします。薄いバリなどは手で取ってしまってかまいません。

2.ランナーについたまま、台所用の洗剤で洗います。キュキュットとかジョイとかいつも使っているもので大丈夫です。
いらない歯ブラシなどで表面のぬるつきが取れるまで洗ってください。

3.乾かした後、ニッパーでランナーから切り離し、バリを切り落としてください。

4.デザインナイフの歯を立てて、表面を削るようにしながら顔パーツの周りのバリをとっていきます。指で触って引っ掛かりがなければOKです。ただ、正直目立たない箇所ですし、あんまり気にならないって方はしなくても全然平気です。



5.パーツのゆがみをとりましょう。顔パーツを熱湯につけます。1~2分くらいで十分です。

6.割り箸などでやけどに注意しながら取り出し、水気を取ります。

7.軸受け基部のパーツにぎゅっと押し当てます。温める前はこんな感じで隙間が出来ていると思いますが…。

8.温めた後だと隙間がなくなってくれます。これは複製時にどうしても起こるゆがみでして、ガレージキットには避けられないものなのです…。このまま常温になるまで指で押さえつけていれば隙間がなくなってくれます。冬だと5分もせずに常温になると思います。持ってるのが面倒ならばマスキングテープでぐるぐる巻きにしておいてもいいですよ。

この工程をやらないと、組み立てた時に前髪と後ろ髪の間に隙間が出来てしまいます。
わずかな隙間なので、気にならないよという方はしなくてもいいのですが、デカールを貼った後にゆがみを直すのはお勧めしないので、隙間が気になる方は必ずデカールを貼る前にゆがみ直しをしてください。



デカールを貼る


9.デカールを貼っていきましょう。まず貼りたい表情を選んではさみで切り出します。

10.右目・左目・口とに切り分けます。
※切り分けた後に熱湯を用意しておいてください。後から使います。

11.まずは左目から。ピンセットで端のほうをつまんで…。

12.水につけます。紙の裏側が濡れれば大丈夫です。1秒でOK。



13.そのまま5秒くらいすると台紙から簡単にデカール部分をとることが出来ます。先に赤の斜線部分を取り除きます。

14.ぴろーん、とつまんで持ち上げると抵抗なくはがれていくので、そのまま捨てちゃってください。(透明で見難いですが、周りをつまんで持ち上げてます)

15.周りがなくなったので、そのままスルリとすべらせる事が出来ます。指で大丈夫なので、顔パーツにそっとスライドさせるように移動させてください。

16.爪楊枝の先でつんつんしながら位置を決めます。まだ大体の位置で大丈夫です。
デカールの端が顔に沿わず、浮いていると思いますが大丈夫。反対側の目もこのまま貼っていきます。


17.同じく反対側の目も同じようにして顔パーツに移動させます。この時点でデカールの位置を爪楊枝で調整しつつ決めます。

18.まだ写真のようにデカールの両端が浮いていますね。これを顔に沿わせていきましょう。

19.ここで先ほど用意した熱湯の出番です。綿棒をつけて…。

20.余分な水分をティッシュに吸わせます。


21.デカールの位置をずらさないように上から軽く押さえつつ、顔のラインに沿って綿棒をくるくると回しながら空気や水分を押し出すように動かします。

22.眉のほうも同様に。

23.浮いている目の脇の部分も、上から下に空気を押し出すように綿棒を回しながら押し付けると、熱でデカールが柔らかくなって、顔に沿ってぴったり貼り付いてくれます。

24.うまく貼ることが出来ました。もし貼る位置を間違えてしまって調整したい場合は、爪楊枝に水をつけ、そっとまわりからつついて浮かせていくときれいにはがすことが出来ます。位置を決めた後、またお湯と綿棒で圧着して位置を固定してください。私の体感ですが、3回くらいは余裕で直せたので、あんまりあせらなくて大丈夫だと思います。結構丈夫ですね、ここのデカール。


25.口も同様に。しかし口のデカールはとにかく小さくて指は使えないので、そのまま台紙から爪楊枝で持ってくる方法で貼りました。どこかに行かないように手元を明るく、不用品は片付けて作業するのが一番のポイントかもです。

26.完成!…ですがこのままだと貼ったデカールの部分が光ってしまってます。
なので、顔パーツにプレミアムトップコートを二回吹いて仕上げます。段差とテカリが目立たなくなります。


出来上がり!テカリもなくなり、自然な感じに仕上がりました。
お疲れまでした~!

今回、マークセッター・マークソフター(デカールを柔らかくして貼りやすくするためのもの)は使っていません。
使った方からデカールが溶けた…との報告をもらったので…。
初心者向けですし、なるべくお家にあるものでということで、お湯を使う方法を紹介いたしました。
お湯だったらゆっくり作業していてもデカールが溶けることはないですし。
というか私もまったく同じ方法で貼っていますので問題ないと思います。
注意点はお湯が冷めていくことですかね…。
冬だし寒いのでなおさらです。時間がかかるようなら沸かしなおしてください。

皆様がうまく組み立てられますように!それではこのへんで~!