2009/08/04

ワンダーフェスティバル2009[夏] 準備編


いまさらなイベントレポートですけれど、やっと体力が回復してきたので
書いていきたいと思います。

準備編

WFに出よう!べるん子売るぜ!と決まったときにいくつ作るか・値段はいくらかでだいぶ悩みましたが、
とりあえず手流しで作ることは決めていたので(業者さんに出す勇気はさすがになかった)
当日に間に合うような現実的な数字で何セット作るかを決めました。

それでも確か、ゆこさんにもフジワラさんにも多すぎやしないかと心配された記憶があります。
ここで言う「多い」というのは手流しで作る数にしては多い、ということです。
二人は私が無理をしてでも申請数を用意するだろう、ということを知っていたので。

確か三月の半ばくらいに作業を始めたと思います。
思ったよりずっと大変だった!というのが素直な感想でした。
それまで、パーツを複製するといってもせいぜい2、3個だったので、型の出来がそれほど良くなくても
何度かに分けて流せば、使えるパーツを手にすることが出来ました。
が、数を揃えるとなるとそうは行かず…。

一度の流し込みで全てのパーツがきちんと出来上がらなくてはいけない。
このことに気がついて愕然としました。

気泡が出来ないような原型の配置や、シリコンの耐久性、湯口の効率的なつけ方、湿度との戦いなど…。
いい勉強になりました。
私一人ではどうにもならなかったけど、ゆこさんとフジワラさんのおかげで何とか乗り切ることが出来ました。
特にフジワラさんには色々とアドバイスをもらえて助かりました。
私は基本がすっぽ抜けてるので…。

ゆこさんがブログで書いていてくれましたが、三人で作業してたときの事とか。
私が流し込み→フジワラさんがキャストを型から抜く→ゆこさんが湯口を切るの分担作業。

こんなことしてるから数が揃わないんだよ…。
でも、なるべくなら買ってくれた人がストレスなく組めるようにしたくて、がんばりました。
一番の難関はクリアパーツで…。
どこのメーカーのレジンを使えばいいのか、とか気泡はどれだけ出るのか、とか。

一応色々と調べたり実験したりしてがんばりましたが、それでも気泡が出てしまって、

こういうこともありました。
クリアキャストの気泡は手流しだともうある程度あきらめないとだめみたいですねー。
それでもいろんな条件が重なれば気泡のないきれいな物も出来るようですが、
さすがに限界を悟り、多少の気泡は断念しました。無念。
しかもしかも。


途中に電ホの作例と、手の痛みに悩まされました…。
作例とお休みで二週間が過ぎ去ったりしました。スケジュールは余裕を持って組まないといけないですね。
最終的には予備週を使い切ったし。

結局全てのパーツが揃ったのがギリギリ一週間くらい前?
一応申請数+α、予定していた数を作れたので安心しました。
平行して説明書を作ったりもしてたので、かなりきつかったですが。

説明書も、二人からそんなもんいらないから!って言われたけど、やっぱりあったほうが
嬉しいし、商品っぽいしでちまちまと作りました…。
他にも箱とかラベルとか。やらなくちゃならないことがたくさんで、もう少し時間が欲しかったな…。

お洋服もあんまり数を用意できなかったし。
あとは展示用のポップを作ったりとか、土壇場でオールベルンの展示方法を思いついたので
ちまちまと作ったりとか。

結局前日まで作業していて、本当にギリギリ。
だと思ったのですが、もっとずっとギリギリの方がいるとは、夢にも思っていなかったのです…。
当日編に続く。